起業までの道のり① ~起業のイロハ 必要な「心構え」と「考え方」~

「いつかは自分の会社を立ち上げたい!」
と思っている方もいるでしょう!
理由は様々かと思います。
・今の給料に満足している人はいますか?
・今の職場で満足のいく給料を受け取ることは可能ですか?
昇給もなかなか大変ですし、ある程度昇給にも限界があると思います
・また今の仕事の勤務時間や勤務場所は最適ですか?
組織での仕事は、決まった場所に決まった時間に出社し、決まった仕事…
今の仕事の全てに満足している人は、本当に少数でしょう…
起業には大きな魅力が存在するのも確かです。
起業することにより全てが自由に自分の意思で判断することができ、
自分自身の力でやりたいことを実現できるようになるのです。
起業の魅力!とリスクは?

良く言われる魅力は、
1、夢の実現
自分の好きなことを仕事にすることだって可能!1度きりの人生!
2、高い所得
収入の上限が無い!
3、自由なライフスタイル
時間や場所に縛られない!
4、定年後も働ける
定年なし!年金不安もなし!自分で稼ぐ!
もちろんリスクはある…
1、収入が保証されない
安定しない…起業後収入0円の可能性も
2、失敗
多額の借金を背負う可能性
3、開業費用
設立費用だけではなく、印鑑、名刺、ロゴ、HP作成…
賃料なども含めたランニングコスト想定する必要あり
この様に起業にはリスクはありますが、リスクを減らすことで多大な魅力を手に入れられる可能性を秘めていると言っても過言ではないかと思います。
ひとつ興味深いデータを紹介します!
日本政策金融公庫総合研究所が「18歳から69歳の全国3万2,075人」を対象に行なった起業意識に関する調査によると、起業家の割合は1.2%、起業関心層は14.9%というデータがありました。「2023年度起業と起業意識に関する調査」 – 日本政策金融公庫総合研究所)
起業したいと考えている人が15人いたとすると、実際に起業に至った人は1人くらいの割合です…。起業を検討しても行動に移す人はやはり少ないですね…。
そこで「起業したい」人が「起業」するための心構えについて私が実際学んだことをお話しします!
起業のイロハ「起業の心構え」について

実際に起業する人は、「とにかくやってみる」という実行力があるようです!
一歩を踏み出す力があり、まずは自ら行動を起こし、そこから学び、軌道修正しながら進んでいけるのです。
1、「自分を知ること」が大切です。
「起業はゴールではない!」…やりたい事を実現するための「手段」で起業!
「継続できる=自分らしい」…行動を起こしても自分らしくない事は続かない!
「自分らしい=自分を知る」…強み、弱み、資質など棚卸する!
2、雇われている人と起業家の違い

3、起業はとは新しいビジネスを0からスタートする
「起業・創業」
新しく事業を始めること
✔起業とは…0から1を生み出す
✔事業とは…1を10にする
✔経営とは…10を100にする
「事業」
生産・営利を目的として継続的に経営する仕事
4、起業に必要なマインドチェンジ
私はこのマインドチェンジに苦戦しました(現在進行形です)…
起業した今でも半信半疑、自分の考え・行動が正しいのか?
行動だけは止めず、常に軌道修正できるよう周りの人たちにサポートいただいております…
「周りの人たち」…本当に人脈は大切です!
会社員とはことなり、
✔雇用される側から、雇用する側へ…誰かに管理してもらっている感覚が抜けない
✔自分が自分のボスになる…行動、結果など全て自分の責任
5、起業家マインドを育てる「5つの原則」
①「手中の鳥」の原則
…自己理解をする。手持ちの資源の整理!
私は誰なのか(who I am)
何を知っているのか(what I know)
誰を知っているか(whom I know)
自己理解をすることで能力、ネットワーク、専門性のリソースを活用できます
②「許容可能な損失」の原則
…未来に起こり得る損失を受容できるか?
受容できる損失を上限に設定して行動すればリスクコントロールが可能
「行動しなかった場合の機会損失>行動して失敗の場合の損失」だったら行動あるのみ!
これは再チャレンジにつながり前回の失敗を次回に活かせ、学習機会となる
コツは少額からスタートして修正を繰り返し次のプロセスへと進める
③「レモネード」の原則
…失敗しても見方や使い方を工夫すれば新たな価値が生み出せる
アメリカのことわざらしいですが、レモン(良くないもの、うまくいかないことの意味)をもらったらレモネードを作ればいい!新たな価値を生み出せる考え方
失敗を恐れるのではなく、失敗した時にどの様にチャンスにつなげられるかが大切な思考
④「クレイジーキルト」の原則
…パートナーシップに関する思考・行動様式
交渉可能な人たちと積極的なパートナーシップを積極的に求める!
様々なステークホルダー(異なる特徴・考え方、競合他社など含む)と良好な関係を保ち、目標達成を目指すこと⇒想像もつかないものを生み出す可能性が高まる!(多様性)
⑤「飛行機のパイロット」の原則
…コントロール可能な活動に集中し、予測ではなくコントロールにより成果を生む
不確実性のコントロールの方法は上記4つの原則のサイクルを回していくこと
どの様な状況になっているか観察し、周りの人に働きかけ、自身がコントロールできる活動に集中することが重要という考え方!
私個人としては上記5つの原則を継続的に行う上でビジョンが必要だと感じました!
★ビジョンを明確にする
…自分自身の行動や決断に方向性を与えることができる
どんな仕事をしたいのか?
どんな生活、ライフスタイルを手に入れたいか?
など具体的なゴールや目標を描く!
このビジョン=熱量(情熱)となり困難を乗り越え、継続した挑戦の原動力となる!
何が仕事になる?アイデアの考え方
下記3つが重なるキャッシュポイントを事業として始めることで、起業の成功率は格段にアップする!

創業(事業)計画書を作成してみよう

まず、「創業(事業)計画書」を作らなければ(作れなければ)、
「起業しない」選択もあるものと肝に銘じる!!
理由は作成することで問題点や機会を洗い出すことができるから!
ビジネスのアイデア…詳細に検討(他者に伝わる説明ができるか?)
市場分析、競合分析…自社、自身の強み/弱みを把握できる
財務計画…今後の事業展開を見通す
マーケティング戦略…何が今必要で、今後何が必要になるのか?資金調達はどれくらい必要か?
などビジネスを始めるうえで必要な情報を整理できます!
参考になった日本政策金融公庫の「創業の手引き」。是非一読してみてください!
まとめ
起業への道のり①として起業のイロハ「心構え」についてお話ししました。
心構えについては、最終的に事業計画書に反映されると思います。
私は事業計画書に下記を細かく記載しました。
・創業の目的・動機
・事業のコンセプト、セールスポイント
・市場環境
・事業の課題リスクと対策
・重要なステークホルダーとの連携
・購入物件(別荘)の選定理由や特徴(差別化できるのか?)
・収益シミュレーション
私は経験のない事業でしたので起業するまで1年弱を活用して実際に宿泊し、同業者と何度も面談を実施。経験と情報をベースに事業計画書を自分なりに作成しました。
また創業融資を受ける際にも必ず必要となる計画書です。
この事業計画書をベースに日本公庫のフォームである創業計画書を作成しました。
創業融資にかんしては税理士さんに創業計画書を監修いただき、より自身の事業計画がクリアにもなりました!
融資担当者が重点としてみる部分は「確実に売上をあげられるか?」
まだ始まってもいない事業に対して融資するので当たり前ですよね…
日本公庫との面談は本当に良いアウトプット機会となりました!
(指摘も多く苦労しましたが…)
事業計画を作成する上でもしっかり起業の心構えから、事業を具体的に分析しましょう!
そのためには「まず行動」です!
ブログの内容についてご意見・ご感想、リクエストなどございましたら
是非コメントいただけますと嬉しいです!可能な限りお返事しますので…
mailto:info@yoshii-kikaku.co.jp

プロフィール////////////
吉井寛(YOSHII YUTAKA) 1977年5月生まれ
株式会社吉井企画 代表取締役
ジョンソン・エンド・ジョンソンの製薬部門など医薬情報担当者(MR)で営業畑23年。
転勤族:札幌・福岡・沖縄・東京・千葉・栃木・福島で生活
会社員時の不動産投資経験から仕組みを理解し、いつかはMEGA大家を夢見る。
45歳:突然の退職勧奨(クビ)となり、今後の人生について1年近く放浪。
不動産事業で「起業」を決意。
46歳:宿泊施設「貸別荘」を中心とした事業で起業
2024年中に3つの貸別荘スタート予定